創作骨壺の開発

創作骨壺の開発

故人やご家族の想いを込めた
「終の棲家」

一般的に骨壺は、お骨を安置するもので白くシンプルな形態のものが主流でした。葬儀の流れにおいて必要になる骨壺ではございますが、種類は多くありませんでした。

きっかけは、愛する奥様を想うご主人の一言から

創作骨壺の始まりは、当社が承ったあるお葬儀。今から20数年前、若くして亡くなられた奥様は胡蝶蘭が大好きだったとのことで、そのお葬儀は全国の市場価格が変わるほど多くの胡蝶蘭を集め、祭壇を飾ったそれは立派なものでした。しかし、いっぱいの胡蝶蘭の中で、骨壺だけが温かみの無い真っ白なものだったのです。「大好きだった胡蝶蘭を描いた骨壺があれば…」ご主人様の一言。創作骨壺がこの世に生み出されることになった瞬間でした。
「お客様が本当に望まれる骨壺は、この祭壇に合う、もっと華やかなもののはずだ。本当にお客様のことを思えば、もっと喜んでいただけるような骨壺があってもいい。」そう思い立ち、日本各地を歩いて、協力してくれる窯元を探しました。

「骨壺こそ究極の仕事」理解を示してくれた作家との出会い

ほとんどの窯元は、お皿や花瓶などを作ることが中心です。「骨壺なんてとんでもない!」と門前払いを受けることもありました。しかし「骨壺を作ることこそ究極の仕事です。是非やらせていただきたい。」と一人の作家さんが名乗りをあげてくれました。その方のご協力により、お客様のご希望に添った、華やかな骨壺を用意することができたのです。

お客様のご要望、作家さんのクオリティ、そこに私どもの想いが掛け合わさる

創作骨壺は焼き物です。窯に入れて焼く過程で、破損やひび割れが起こることも多々あります。ひび割れは時に模様となることもございますが、亀裂が生じて商品として成り立たないものもあります。よってお客様にご満足いただけるものを作るためには、いくつも作成して、その中から最も出来栄えが良いものを、厳選してお届けしております。
骨壺に描かれる絵付けなども、実に複雑な技術を要します。販売担当の私も会社の研修で窯元を訪ねましたが、実際に作っているところを見ると、作品の持ち味が作家さんの方の苦労によって生み出されているのだと改めて実感しました。
創作骨壺は販売商品として、効率的ではありません。お客様のご要望と作家さんのクオリティがマッチして、初めて良い作品が出来上がります。

究極の創作、特注品から生まれた感動エピソード

生前、ひまわりが大好きだった奥様がお亡くなりになられ、旦那様からオリジナルの骨壺の特注を受けたことがありました。旦那様はご自分で段ボールの模型を作り、ご自身でひまわりの絵を描かれて「このような骨壺を特注で作ってほしい」と、相談に来られました。
特注品は扱いが大変難しいものです。創作骨壺を手がける作家にも個性があり、お花、風景、動物など得意分野がそれぞれございます。作家選びからスタートしたこの特注品のご依頼は、それはもう試行錯誤の連続でした。無事完成した作品を、お手元に届けることが出来た時の喜ばれた姿は、今でも忘れることができません。私どもが考えていた以上に満足していただけましたので、本当に良かったと感じました。

様々なバリエーションから、満足の品を選んでいただきたい

創作骨壺は、故人様やご家族のご意向から「終の棲家」として選ばれています。絵付けの華やかなもの、渋いおもむきのもの、材質や形に特徴があるものなど、豊富な種類がございます。生前にお好きだったものをモチーフにした絵柄、またご家族が故人様に合っていると感じたものなど、数あるバリエーションの中から「これは!」というものを、ぜひお選びいただきたいです。

この仕事を通じて、焼き物が大好きになりました

私はこのお仕事について以来、焼き物が大好きになりました。私ども壺ギャラリー沙羅では、日本全国の窯元の作品を一堂に展示しています。お客様の中には「骨壺の種類を選べるなんて!」と驚かれる方もいらっしゃいます。
これからも創作骨壺の良さを、皆様にお伝えしていきたいと思います。

骨壺(骨壷)につきましては、壺ギャラリー沙羅ホームページをご覧ください。

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